【書籍紹介】子どもをうまく愛せない親たち 発達障害のある親の子育て支援 橋本和明(著)

2024-12-25、
本日の書籍紹介は、「子どもをうまく愛せない親たち 発達障害のある親の子育て支援 橋本和明(著)です。

最近では、虐待、ネグレクト、不登校問題など、子供に関する事件が絶え間なく発生しているが、誰も解決できず、さらに疑問に思うのだが、 何が?そんなに狂っているのだろうと考えると、ただ単に子供の問題だけでは無いだろうと思う。

それ以前に、何が問題か?  環境もそうだが、まず、「親」の問題が見えてくる。
それはそうでしょう。 親がまともでないのに子供がまともに育つわけがないのです。すでに、親が障害を持っている為、子供にも症状が出ている状態になっているのです。 すでに遅いのです。

色々なケースがあるので、本来であれば、親の「脳」の精神疾患なのか? まずは、親の小さいときからの養育環境から調べる必要が出てくる。

この書籍を読むと、悲惨な状況が見えてきます。 「虐待」も「不登校」も無くなるわけが無い。

特に、虐待やネグレクトなど、子供の異常の原因は、親の世代の幼い頃の養育環境から調べないと分からないのです。 親が生まれつき発達障害(ASD等)の場合もあり、子供とコンタクト、意思疎通が困難な場合もある。

ですので、「児相」では、子供の問題以前に、親の脳の問題にまで介入しないと、同じ事が繰り替えされ、何も問題が解決しないでしょう。 今の「児相」では、何の役にも立たない、「機能不全」状態でしょう。

そろそろ、優秀なAI(人工知能)を積んだ「アンドロイド」ロボットができれば、「脳」の病んだ親より、アンドロイドに育てられた子供の方が、虐待もなく、ネグレクトもなく、ある程度の社会性を身に着けた、まともな子供が育つのではないでしょうか。 もう、ポンコツな人間が子育てをしなくていい時代になった方が世の中が安定するのではないかと思いますが、いかがでしょうか。

 

 

1.子どもをうまく愛せない親たち 発達障害のある親の子育て支援の現場から

子どもをうまく愛せない親たち 発達障害のある親の子育て支援の現場から

子どもが高熱を出しても放置した親、日常的に激しく揺さぶる虐待を加えた親……。
彼らは決して子どもを愛していなかったわけではない。愛情の与え方が適切でなかっただけなのだ。
発達障害のある親が抱える苦悩とはどのようなものか、豊富な実例をもとに対策を提案。大丈夫。子育ては、愛情ではなく技術である。

本書に書かれていることが、事実なら、世の中でもう少し、脳のおかしい親は子育てが難しいと認識すべきでしょう。

目次
【第1章】発達障害がある親たちの苦悩
発達障害=虐待ではない
「愛情をかけて」と言われ、虐待がエスカレートした事例
虐待事実をあっさり認めるが、行為をやめない事例
虐待行為の背景にある「親の発達障害」に気づく
「自分勝手なひどい親」と非難する前に など

【第2章】発達障害のある子どもはなぜ虐待を受けやすいのか
わが子を愛おしいと思えない事態に
「いつも丸太ん棒を抱いているようだった」
「どうしてうちの子だけ」という強烈な不安感
孤立していく母親
発達障害の気づきにくさ
問題は、発達障害よりも自己肯定感の低下 など

【第3章】発達障害の本質
(1)知的発達症 助けを求めにくい境界知能
(2)自閉スペクトラム症 自分がどう見えるかを捉えにくい
先の見通しを持ちにくい
(3)注意欠如多動症 不注意・多動性・衝動性をコントロールしにくい
発達障害は「本人ではどうしようもないこと」 など

【第4章】「社会性の欠如」という困難
【第5章】「コミュニケーション力の欠如」という困難
【第6章】「柔軟性の欠如」という困難
【第7章】「認知の歪み」がもたらす不適切な養育
【第8章】子育てをやり抜くための「多様性」
【第9章】「科学的な子育て」が親を救う

夫婦は、発達障害を改善してから子供を産め、それが出来なければ「アンドロイドロボット」に子育てを頼めという時代になるのかもしれません。

 

2.子どもの脳を傷つける親がやっていること 最新脳研究でわかった

子どもの脳を傷つける親がやっていること 最新脳研究でわかった

更にこれに関連して、「子どもの脳を傷つける親がやっていること 最新脳研究でわかった」 友田明美(著)も非常に重要ですので付け加えておきましょう。

小児精神科医で、米科学技術協力事業「脳研究」分野グループ共同研究日本側代表を務めた友田明美先生が、不適切な養育について最新研究をもとに警鐘を鳴らし、不適切な養育に陥らない子育てのコツを提案します。

目次
序章 子どもを伸ばすも殺すも育て方次第
第一章 日常に潜むマルトリートメント
第二章 マルトリが子どもに与える悪影響
第三章 傷ついた脳を癒す、マルトリを予防する
終章 理想の子育てに向けて

■マルトリートメント(マルトリ)とは
『避けるべき子育て』を指します。1980年代からアメリカなどで広まった表現で、日本語で「不適切な養育」と訳され、子どもの健全な発育を妨げるとされています。「マルトリートメント」は長いので、最近は「マルトリ」と私は呼んでいます。子どもを怒鳴ったり、叩いたり、つい感情にまかせて親の気分で子への態度を変える、というのが良くないのです。

・どんなことが、マルトリにあたるのか?
・マルトリを受けた子供の脳は、どんな構造変化を起こすのか。

親が「マルトリ」をすると子供の「脳」のどの部位に影響を与え、おかしくなるのかが、研究で分かってきている様です。
前頭葉、前頭前野、海馬、偏桃体、側坐核など、脳の基本的な機能部品の役割をちゃんと認しくしていないと、個々に書いてある内容を理解するのは難しいでしょう。それくらい「マルトリ」は脳に影響を与えます。

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