2017年5月18日、
NHKが、ついに「発達障害」を1年間特集する。 NHKでは、『あさイチ』『ETV特集』『ハートネットTV』など、形式や放映時間帯の異なる複数番組で発達障害を取り上げるのです!!。
プロジェクトの皮切りとなるNHK総合テレビ『NHKスペシャル』の放送は、2017年5月21日(日) 午後9時00分~9時59分です。
<放送内容>
脳研究の最新成果をリポートし、多くの人にとっては何でもない日常空間を耐えられないほどまぶしく感じたり、小さな物音が大音量に聞こえてパニックに陥ったりする発達障害特有の認知機能について解説。
この世界を解き明かし、周囲が理解することで、発達障害の当事者の生きづらさは軽減。さらに「新たな能力」を引き出すことにもつながると、世界の教育・ビジネスの現場が注目している。
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1.学校教育の現場で、まず、ちゃんと「発達障害」について、教えていない。
脳のトラブルを大きく括ると、発達障害、人格(パーソナリティ)障害、愛着障害などがありますが、とりあえず、「発達障害」だけでも、世の中の人々に理解してもらうには、良い企画ではと思います。
発達障害と呼ばれている症状は、
・「自閉症スペクトラム症(アスペルガー症候群)」
・「注意欠陥・多動性障害(ADHD)」
・「自閉症」
・「学習障害(LD)」
などが定義されています。
学校教育の現場で、まず、ちゃんと「発達障害」について、教えていないでしょう。
なぜ、ちゃんと、時間を取って教えないのでしょうか?
新聞も読まない、まして書籍も読まない、低レベルな底辺の人間たちは、大人になっても、自分の頭がどんだけ悪いか説明できないのと同じように、どんなに説明しても理解できないかもしれませんが、少しでも認識できる人を増やす意味や、偏見をなくす意味でも、世の中の理解が進むことは大切です。
日本人は「本を読まずに、空気を読む」民族ですので、空気を変えてしまえばいいんです。
2.発達障害を理解するには
発達障害は、脳の機能の問題ですので、脳の仕組みまで理解できないと、現象だけ認識したとしてもちゃんと理解するのはむづかしいでしょう。
まあ、それでも「書籍」も読まない、低レベルの人間たちでも、「テレビ」だけは観ていますので、その意味では、理解できる、理解できないは別にしても、テレビで放送するのはとても良いことでしょう。
民放のテレビ局は、こんなことを放送すると、差別だ!、偏見だ! と、しょうもない苦情の電話がかかってくるし、スポンサーの関係もありますので、なかなか放映できないでしょう。
そんな中、NHKが重い腰を上げて1年間特集するのは、意義があると思います。
仕事柄、お客様の会社を定期的に訪問して、仕事をするのですが、5月になり、4月に入ってきた新入社員の一部ですが、問題が発生して、休んだりする時期になってきました。
発達障害を持った子たちの中には、今まで実家で、生活全般を親に面倒見てもらっていたのが、一人暮らしになると、生活がめちゃくちゃになる子がいます。親が気づいていれば、良いのですが、定期的に、決して過保護ではなく、見に行った方が良い場合が有ります。生活が破たんする前に。
終いには、鬱病を発症してしまう場合もあります。鬱病は、何となく社会で知られていますが、鬱病の前に、根本的な問題として「発達障害」を抱えている場合も多々あります。
「発達障害」は脳の機能障害ですので、体の身体的な障害でな無いので、分かりづらいのは確かですが、症状をこう考えるとちょっと理解できると思います。
脳の機能障害ですので、黒色から白色に変化するクラデーションをイメージして、障害の程度が、黒に近い色なのか、白に近い色なのかです。 完全に真っ黒、完全に真っ白ではありません。 人によって、その色の程度が違いますので、分かりづらいのです。
今まで、ちょっと、あの人「おかしい」といった漠然とした感じ方しか、できない人は、一生理解するのは無理でしょう。。なぜなら、人間のもっと言えば、自分の「脳」の仕組みを理解していないと認識できない事柄だからです。 大脳の前頭前野、海馬、偏桃体、側坐核などと、脳内ホルモンなどの機能的な知識が、必ず必要です。
大抵の人間は、自分は、自分の「意志」だけで行動していると思っているでしょうが、それは、大きな間違い・勘違いです。 ここが理解できない人間は、「発達障害」を理解するのは一生無理でしょう。
3.発達障害を理解する意義は
世の中、「おかしい人」ではなく、程度の差こそあれ「発達障害」を背負って生きている人なんて、100人いたら、数人はそうですので、書籍を50,60冊読んで、ちゃんと勉強していれば、幽霊は見えませんが、「発達障害」を背負っている人は見えてきます。
ですので、この世で「生きにくい」生き方をせざるを得ない人間がたくさん存在しているのは確かですので、とにかく「生き抜いて」ほしいと云う思いが有ります。 そして当事者でなくても、周りで接する側も理解を深めれば、大変さが理解できるようになると思います。
本人にも、自覚させる必要は、必ず、必要な時期も来ると思いますが。。。排除するのではなく、職場の中でも、上手く、特性を生かした「指導するスキル」を持つような労働者が増えれば、戦力にもなるのです。
4.例として、
「発達障害」の分類の中に「自閉症スペクトラム症(アスペルがー症候群)」がありますが、Microsoft社を創業したビル・ゲイツがそうです。彼の場合、両親が子供の頃に気が付いて、色々なことをさせて、社会性を身に着けさせるように訓練させたそうです。
この様に、親がちゃんと認識していれば、対処方法はちゃんと有り、Microsoft社を創業して、今でも世界で一番、お金持ちにも成れるのです。
真逆の例として、
・夫の暴言・無関心…発達障害では? 苦しんできた妻たち
夫に発達障害の疑いがあるとわかったことで、夫のDVや暴言の原因に納得が行き、救われた。そんな妻が、自分を大切に生きたいと決意を記した投書「夫の言動 自分を責めないで」
長年、クズの様な夫と連れ添ってきた妻たちが、この「クズ」夫の原因が、理解できてほっとしたと言う。。。なんだか本当に、「無知」で「哀れな人生」を送ってきた妻が、人生をやり直すたくましさがあります。
発達障害を抱えた「夫」をいまさら変えようとしても、ほぼ不可能でしょう。
性格の問題では決してありませんので。 ただ、「ADHD」などの発達障害を抱えた「夫」は、根本的な部分で、依存、甘えが必ずあるので、夫を甘やかして生活してきた部分も、ちょっとだけ責任があるのです。
「ADHD」などの発達障害を抱えた「夫」は、本当の「悪党」ではありませんので、自分より強い者には、案外弱いのです。 この部分ばかりは、こざかしい位、人を見る目を持っているのです。
ですので、甘やかして、何かやっても攻撃してこないと分かると、どんどん着け上がってくる特徴を持ち合わせています。
この様に、障害を抱えた夫と離婚せずに、「無知」さ由縁に我慢して支えてきた女性たちも沢山いるのです。
5.発達障害は、本人のせいではありません。
発達障害は、遺伝的な要素も有りますが、子供の養育環境にも大きく影響されます。
親がちゃんと、正しい知識で理解していれば、障害の度合いを下げたり、防げることもあるでしょう。
ほぼ、生まれつきの障害ですので、完全には治りませんが、本人にも認識させて、対処、指導してゆくしか方法は無いでしょう。
ただ、子供の養育環境以外で原因がある場合、両親のどちらかが、親自身「発達障害」を抱えている場合が有りますので、子供の「発達障害」の状態を認識するのは、難しい場合もあります。
「生きづらいと思ったら 親子で発達障害でした」と云うことも、十分あります。
もう一つ、無知な親でも、「発達障害」と云う言葉だけは知っていて、子供に症状が出ると、親も怪しいと云う事を、そこだけは、あざとく知っているため、自分を疑われるのが嫌なため、子供の障害を隠そうとするので、問題が隠されてしまう状況も多くある。
いずれにしても、
2017年5月21日(日) 午後9時00分~9時59分放映のNHK総合テレビの『NHKスペシャル』がちょっと楽しみです。
・発達凸凹障害 プロジェクト サイト
http://www1.nhk.or.jp/asaichi/hattatsu/
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・「発達障害」という言葉だけが先行し、脳科学の「社会の理解が進んでいない」
・面白い記事を見つけました。。「発達障害の夫、カサンドラな妻」です。
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