【書籍紹介】『野戦病院でヒトラーに何があったのか 闇の二十八日間、催眠治療とその結果』

2022-10-01、
本日の書籍紹介は、『野戦病院でヒトラーに何があったのか 闇の二十八日間、催眠治療とその結果』 ノンフィクションです。

世界の負の歴史の中で、1人の人間の所業を振り返ると、「アドルフ・ヒトラー」の存在が、大きく浮かび上がってきますが、モンスターに操られてしまったドイツ国民のことは、さて置いて、あのような悪魔の出現の原因、きっかけが、明らかになったような、事実?が描かれています。

第一次大戦下では、ドイツ軍兵士として参戦していたベルギー戦線で毒ガス攻撃に遭い失明した「アドルフ・ヒトラー」が、負傷してドイツ東部の「パーゼヴァルク野戦病院」に入院した際に、精神医学の権威エドムント・フォルスター教授に催眠治療を施され回復した。精神科医から「ヒステリー症状を伴う精神病質者(サイコパス)」という診断をして、サイコパスは治せないが、ヒステリー症状は治せると催眠療法を施されていたが、催眠を解く作業を行わずに、ヒトラーが退院してしまっています。

アドルフ・ヒトラーが、催眠状態のまま政治的行動を起こし、その後の第二次大戦を導いた可能性を示唆しているのですが。。。。有ってはならないことが、心理学などの研究が一番進んでいた国で起こった出来事なのが、皮肉です。

まさに、この世に、「神」も「悪魔」も存在しないが、「悪魔」のような「脳」を持った人間は確かに居るのです。

現代社会にも、現れて、暴挙を平然と行っているが、誰も止められない状況になっているのは、誰のせいなのか?

■『野戦病院でヒトラーに何があったのか 闇の二十八日間、催眠治療とその結果』(ベルンハルト・ホルストマン:著)

サイコパスについて、詳しく知りたいなら、下記の3冊の書籍がお勧めです。

 

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