本日は、ライフハック、お気に入りのカラーシャツをいつまでも綺麗に着れるように、洗った後、仕上げる方法です。
お気に入りのカラーシャツを大事に着ようとしても、2年くらい経つと、襟・袖が大抵ボロボロになってしまいます。 まあその段階で、着るのを止めるのですが、ちょっともったいないですね。私の場合、「エディー・バウアー」のボタンダウンのシャツを30枚くらい持っていますが、仕事に行くときも、普段着でも着ていますので、2、3年で、襟・袖がほころびてしまいますが、ある方法を取れば、もっと持ちます。
皮脂汚れは、夏よりも冬の方が多いと云う事をご存知でしょうか?
私の場合は、特に、あぶら症ですので、えりの部分がすぐに、ボロボロになってしまいます。これから、記載する処理を実施すれば、ボロボロににならず、あと2年ほどもちます。
但し、自分で洗った後、アイロンで仕上げをする方のみですので、自分でしない場合は、奥様に、伝えておくといいと思います。 やってくれるかどうかは、奥さん次第ですが。。。
まず、洗濯後、乾燥させた後のシャツの状態から始めます。 洗濯する前のコツ。 特に襟、袖口の部分が汚れてきたら、洗う前に「液体洗剤」を汚れ部分にだけ、少し直接かけて、タワシなどでブラッシングしてから、洗うと、皮脂汚れなどは落ちるようになるでしょう。
1.仕上げてゆく前の処理
まず、上図の3か所にスプレー糊を吹き付ける。襟、袖口は、内側にスプレーする。 <スプレーのり> キーピングでも、何でも構いません。 洗濯機の中に入れる乳液タイプもありますが、部分的にのりを付けるだけで良い場合は、スプレーのりが、一番です。
1)えり(肌に触れる部分のみでOK)
▮画像の赤○で囲んだ「えり」と「そで」部分に、のみ、下記の様なスプレーのりをかけておきます。なぜなら、ここが一番、首が当たる部分ですので、皮脂汚れが付きやすいからです。
2)そで口(肌に触れる部分)
この部分は、生地的に一番、ボロボロになりやすい部分ですので、私は、ノリを付けてしまいます。 ここも、「腕時計」の当たる部分で、擦り切れやすいので、アイロンで熱をかける時間は少なめに。
3)肩と背中の縫い目の部分 肩の部分、ボタンが出る前立ての部分は、見た目が大事ですので、同じ処理をしておくと、パリッと仕上がります (特に、麻(リネン)などの薄い生地の場合は効果的です)。
4)背中の部分の縫い目を裏から、シワを伸ばして、仕上げる。
<仕上げてゆく順番は> それぞれですが、私の場合は、
・左・右のそで口
・左・右のそで
・背中の部分の縫い目を裏から
・背中のセンターのスリット部分
・前立て(左・右)の部分(ボタンとボタンホールが付いている部分)。
これで後は、畳んで、しまう時のように、背中の部分と2枚重ねになった右側・左側の正面を上から下まで仕上げてゆきます(こうすれば、背中の生地の大部分は、直接、仕上げなくても大丈夫です)。
・そして、最後に、えりを「裏」面のみ仕上げます。
肌の当たる部分は、あまり、アイロンの熱を直接かけない様にしますので、裏からかけます。
2.アイロン仕上げのコツ
こんな「蒸気」の出る穴が沢山付いた蒸気アイロンがベスト、家電量販店で5,000円もしません。
パリッと仕上げるコツは、
・初め、蒸気をたっぷり出して、シワを伸ばしてゆきます。
・そして、今度は、蒸気を止めて、しっかり熱を加えることです。 何故なら、 蒸気を大量に出して、シワが伸びたとしても、かけた蒸気をある程度、熱を加えて乾燥させないと、後から、よれよれになってしまいますので、蒸気の水分を抜く為です。
コツは、たったこれだけですが、なかなか、できないのです。 面倒ですので。。。
3.アイロン仕上げの最後
最後に、えりにアイロンをかけますが、私は、必ず、裏からアイロンをかけます。 スプレーのりを掛けた表の部分には、直接、熱を加えないようにしています。
4.一番最後に、えりにアイロンをかける理由
最後に、襟を折って、ハンガーにかけますが、アイロンがけが終わり、布が熱いうちに、えりの形を整える為です。為です。
こんなんで、どうでしょう。。。。 私の場合、昔、クリーニング屋でしたので、辞めた後も、シャツとズボンは自分で洗濯して、自分で仕上げてしまいます。 ウールのスーツ、ブレザーも水洗いします。
▮チノパンを洗っても、アイロンがけが不要なパンツ
スラックスは、綿パンですが、普通の綿パンは洗うとプレスラインが消えて、よれよれですよね。 「エディー・バウアー」のリンクルドレジストのパンツは、洗濯しても、プレスラインが消えませんので、ちゃんと乾すと、ノーアイロンで履けます。 旅行の時に大変、便利です。 私の様に、ずぼらの方にはぴったりです。
まあ、洗濯屋に出すのも良いのですが、暇があるなら、自分で、洗って仕上げるのも、節約にもなりますし、面白いと思います。 一度やると、他人には、絶対に任せたくない仕事になってしまいます。 お試しあれ!!
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