「あなたに合ったクリーニング店を選ぶ5つのポイント」について

本日は、久しぶりに、「ライフハック」です。

ですので、パソコンやスマホ、タブレットと全然関係ないお話ですので、興味の無い方は、読み飛ばして下さい。

昔、クリーニング業をしていたことが有り、たまたま、クリーニング屋さんの人気の「アメブロ」を見てしまい、現役のクリーニング屋さんらしい、現役だから 伝えられない事も有るんだろうなー。。。それとも、私とクリーニングに関する認識が違うのか、ちょっと、違いと云うか、違和感がありましたので、「良いクリーニング屋に見分ける5つのポイント」を読んで記載しますが、決して、彼を非難したりする為に記載しようと考えたわけではありませんので、その点だけは、誤解のないように。

あなたに合ったクリーニング店を選ぶ5つのポイント」として


1、工場一体型のクリーニング店を選ぶ
2、価格で選ぶ
3、女性ならブラウス 男性ならダブルカフスのシャツで品質を見るダブルカフスがない場合はカジュアルシャツでも可
4、染み抜きの技術なんて看板やチラシで技術があるかないか?なんて見抜けない。少しづつ洗濯物を出し続けることが大事
5、出来るだけ近所でいいクリーニング屋を見つける。  なければ、宅配やネットで洗う事もOK

。。。。と記載されています。

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1.工場一体型のクリーニング店を選ぶ

1)小さな個人経営のお店も工場一体型です。

受付のカウンターが有り、仕上げ場があり、奥に洗い場の設備が有ります。 工場一体型のクリーニング店と云っても、大小さまざまなのです。 それに、「工場」などと呼んでいいかどうか。。。作業場が在るか、無いかです。  小さい作業場所しかなくても、上手にしみ抜きする処も有ります。

要は、組織(会 社)の構成要員がどうなっているかどうかです。 「3ちゃん農業」でやっているか、職人さんを入れてやっているか。夫婦2人でやっているか、くらいの違いです。 作業場は取次店以外は、みんな持っています。

取次店を持っているお店は、工場などが、本店に在り、そこに集めて、一括で処理します。
取次店と云っても、直営の取次店と歩合制の取次店などが有るでしょう。 取次店でも、技術的な教育を会社で実施していれば、良いのですが、そこまで手が回っていないのが、ほとんどです。

あとは、個人経営のお店を少し大きく広げたような、専用の小さな作業場所(工場)がある、複数人の仕事のできる人を雇ったり、家族でやっているタイプの中規模のクリーニング屋さんもあります。 このような処は、比較的、若い人が仕切っていれば、新しい機材や技術を取り入れて、元気にやっているお店も有りますが、個人経営の小さなお店から、店を大きくして、家族を使い手広くやっているお店は少ないように思います。 大抵は、「後継ぎ」が居ないのか、誰も継ぐ者が居ないのか、親爺、1代、限りで閉店です。

要は、取次店かどうか? と云う事でしょうか。。。。あまり関係ないと思います。
「技術力」の良し悪しは、店の規模と、あまり、関係ないでしょう。

 

2)小規模な個人経営の店の実態

昔からある、個人経営の店は、お店で受付していますので、工場一体型のクリーニング店と云えますよね。?
扱っているクリーニングの量、儲け具合、労働力の違いですよね。 それは、儲かっていれば、店を大きくするでしょう。

個人経営の店も、同じように、高齢化が進み、廃業する店、ある程度、儲かっていれば、息子が後を継ぐ形で代が続くのでしょうが、そうでもないお店は、どんどん廃業して少なくなってゆくのでしょう。

技術力と云う点では、昔からある個人経営の店の「経営者」兼「作業者」兼「配達」をしているお父さんたちは、全部とは言わないが、昔、ちょっと大きなク リーニング店で丁稚奉公をして仕事を覚えて独立した人達です。 この年代の経営者がもう高齢化して、後継ぎがいなくて、廃業して行く時期が来ているのだと 思います。

この年代の昔からある個人経営の店の「経営者」には、仕上げ以外の「技術力」を求めては、いけないのです。

何故かって?

確かに、「アイロンをかける技術」は、何十年間もやっていますので、うまいのは、そんなの。。。。当たり前です。
アイロンをかけるのが下手くそだったら、クリーニング屋でないでしょう。

 

3)私の言っている「技術力」とは、全然違います。

洗う技術、シミを抜く技術、新・旧のファブリック(素材、生地)の知識だったり、世の中の進歩に合わせて、知識の積み上げが、ちゃんと在るかと云う事です。

分かり易く云えば、「エンジニア」と「腐れ職人」の違いです。

「腐れ職人」は、経験の積み上げはあるが、知識の積み上げが無い。 同じことしかしていないので有れば、まあ、これでも良しとしても、クリーニング屋は、「腐れ職人」ではダメでしょう。 これだけ、時代が変化していても。。。、何十年間もやって、知らないものは、知らない。。。では、言い訳にならないのですが。。。。。こんな奴、結構います。

 

4)ユーザーができる事

もう、こうなると、どこが良いのか? なんて、ユーザーが判断する基準なんて、本当に分からないのです。ユーザー自身が、ちゃんとした、洗いの知識、生地の知識が有れば、判断できるでしょうが、それは無理だと考えるのは、ちょっと早いですね。

クリーニング屋の親父に、「毛(ウール)」物は、水でガラガラ洗うと、なぜ「チジム」の? と質問をしてみて下さい。 ちゃんと、答えられない、クリーニング屋なんて。。。たくさんいますよ。 まして、ただの店番のおばさんに聞いても分かりません。
答えは、下の関連記事を参照です。

私などは、クリーニング業から離れましたが、それ以来、ただの一度も、スーツもきますが、服をクリーニング店に出した事が一度も有りません。 全部、自 分で洗いますし、アイロンで仕上げます。 ちょっと時間がかかりますが。。。どうして時間がかかるか、読んでいただければ、理解できると考えます。 ドラ イと水では、仕上げる時間が3倍以上、違うのです。 もちろん、水洗いの方が仕上げに時間がかかります。

小さな個人経営のお店であろうが、大きな工場を持ったお店であろうが、技術力は、それぞれです。 大きくても、小さくても技術力の低い店なんて、ごまんとあります。。。

経営している人間の能力と、経営方針の違いです。 割と大手でも、頭の悪い、せこい経営者だと、しみ抜きなど、危ない事はしないようにします。 小さいから、ダメと云う事も有りません。 頭の良い「能力」のある経営者なら、しみ抜きを売りにしている所も有ります。

まあ、どんな経営者か、30分、話をすれば、大体、分かります。 儲かっていないか? 儲ける事しか考えていないか、向上心を持って新しい事にもチャレンジできる意欲が有るか。。。。


2.価格で選ぶ

1)クリーニング屋の「不都合な真実」

これは、個人経営のクリーニング屋さんが、頭の痛い所なのです。 競争ですので、大手のクリーニング屋の値段設定を見て、合わせるようにしないと、どんどんお客が減って行きますよね。

価格を低くすると、せっかくドライクリーニングで手間を省いて儲けようと思っても、儲けが、どんどん減ってしまう。。。。

クリーニング業で云う値段とは、洗う時に掛かるコスト、仕上げる時に掛かるコスト、後は、集配、クリーニング材料代、設備、水道光熱費など有ります。

「ドライクリーニング」と云う洗い方が有りますので、これは、大手も個人経営も洗った後のきれいさは、ほぼ同じですが、仕上げる時に掛かるコストを大幅にカットできるのです。 ですので、店の規模に合った洗濯物の量が多いほど、儲ける事が出来ます。

よく、服の値段の何パーセントとか、言いますが、そんなの「全然関係ありません」ので。。。。

クリーニング屋の価値は、ちゃんと「洗ってきれいにして」、ちゃんと「きれいに仕上げる」かどうか、だけです。

 

2)「ドライクリーニング」と云う洗い方。。。。これ皆さん分かっていないのです。

はっきり言います。

水で洗っていないのです。 「油」で洗っているのです。 うまく名前を付けたもんですね?
多分、水に濡らさないから、「ドライ」なんでしょう。。。 本当は、「オイルクリーニング」です。

油で洗うと、チジミや型崩れが、水で洗うより、極端に少ないので、仕上げが楽なのです。

水洗いと油洗いの違いは?  これも、分からない方が、結構います。
水と洗剤を入れて落ちる汚れと、油、溶剤をいれて落ちる汚れの違いを考えればすぐ分かるでしょう。

お客さんは、見た目きれいであれば、満足なんです。 誰も、顕微鏡で、一々「繊維」を覗いてチェックしませんので、クリーニング屋は、安心しきっています。 見た目きれいなら、良いだろうと。。。。

 

まだ、分かりませんか?

3)タンパク質汚れ、汗、皮脂汚れが、「ドライクリーニング(油洗い)」できれいになるわけないでしょう。。と云う事です。

スーツでも、ドライクリーニングだと、大量生産(大量に洗って、乾燥させて、アイロンで仕上げしなくても済むように、すぐにハンガーにかけて、蒸気を当てて、しわを伸ばして、アイロンをかする程度当てて終了)できます。

スラックスも、ドライでクリーニング後、乾燥させて(乾燥と云うより、脂分を蒸発させてと云う意味)、ズボンプレス機きかける前に、蒸気を腰、ポケット周りに、十秒くらいかけて、ズボンプレス機にセットすれば、5秒でプレスが終了です。

だから、大手でも、個人営業でも、スーツ上下で1,200円でできるんです。ただ、ズボンプレス機の無い店は、ズボンを仕上げるのに時間と手間がかかっています。

これを、水洗いしていたら、このドライクリーニングの工程では、不可能です。

手で、アイロンで、仕上げないと、水で洗った、しわが取れる訳が有りません。 もし、大手のクリーニング屋で、1日、数千着のスーツを水で洗って仕上げていたら、今いる従業員の10倍以上の人数がいないと、その日の仕事は、終わらないでしょう。

どうせ、ドライクリーニングで洗うのであれば、スーツ上下で1,200円も2,000円も、汚れ落ちは、たいして変わらないのです。

 

4)白いワイシャツの値段

白いワイシャツを「ドライクリーニング」で洗っていたら、薄汚れた黄色い色になってしまうでしょう。。。白いワイシャツは、洗剤、漂白剤を入れて、ある 程度の熱で、何十枚もいっぺんにドラム式洗濯機で洗えるから、洗うコストが安いのです。

色や、柄物のシャツを「白いワイシャツ」と一緒に洗えるわけがないでしょう。

仕上げも、「仕上げの機械」のあるお店は、1枚、1枚、手作業で仕上げませんし、職人でなくてもできますので、人件費を抑える事が可能です。

色や、柄物のシャツをワイシャツを仕上げる機械でプレス仕上げをしたら、着れなくなるでしょう。。。だから、手でアイロンをかけて仕上げます。

 

5)通常の色や、柄物のシャツの値段

色や、柄物のシャツは、別途、普通の家庭に在るような洗濯機で、洗剤もちゃんと変えて洗います。
普通の家庭で洗うのと同じ洗い方をしないとダメなんです。 だから手間がかかります。 しかも、色落ち、風合いを損なわないように洗う必要があるのです。

色物のシャツなどの場合、特に汚れている部分、襟、袖口など、洗剤を付けて、「たわし」でブラッシングする。洗う前に、これだけ前処理をすれば、40度強のお湯で付け置き30分、洗いは2分でOKです。

水で洗うのは、「洗剤」さえ注意して選べば、家庭でも十分洗えますが、仕上げ(アイロンがけ)が面倒、大変なだけで、クリーニング屋に出すのは、ちゃんと色が落ちないように丁寧に洗って、仕上げてもらう為に、金を払っていると考えて方が良いのです。

そうです、色や、柄物のシャツを「白いワイシャツ」と同じように、袖口と襟をプレス機にかけて、機械で仕上げる訳に行かないのです。 同じ、シャツなんだから、同じ値段だろう? これは、「無知」の人間の言うセリフで、一言「アホ」としか言いようが有りません。

ですので、料金で、見極めないで、どんな洗い方をしているのか、どんな仕上げ方をしているのかを知ることです。

 

5)一つ、有るとすれば、丁寧かどうかの見分け方

これから、冬物のスラックスをはくと思うのですが、クリーニングから戻ってきた、スラックスを裏返しにして、冬物だと膝のあたりまで、裏地が貼っている と思いますが、それをはぐってみて下さい。。

長年、履いていると、綿ゴミがたまっていると思いますが、丁寧なクリーニング屋さんは、洗う前に、そこの「ごみ」をちゃんと取ってから洗うので、付いていないはずです。

あと、ポケットもそうですよ。 ちゃんと、手をつっこんだ時、ゴミが残っていないか。。。。

試しに、ポケットの中の隅っこに、ご飯粒を少量で良いですから練り込んで、クリーニング屋に出してみて下さい。
ドライクリーニングですと、そっくり、そのままの状態で、乾燥してパリパリの状態で、帰ってきますので。。。。

 

 

3.女性ならブラウス 男性ならダブルカフスのシャツで品質を見るダブルカフスがない場合はカジュアルシャツでも可

2つとも、ドライクリーニングできない品物で、これは、「アイロンの仕上げの技術」、「洗いの手間」の問題ですね。

これをまともに仕上げられない「クリーニング屋」は、あまり見たことないくらい当たり前な事ですが、たまに下手くそな、「なんちゃってクリーニング屋」が居るかもしれません。

 

1)差が出るには、何回もクリーニングに出した時です。

何回も同じ品物をクリーニングに出していると、差が出て来る現象があると思います。 その違いは?

その違いは、洗い方です。 白も色物もシャツは、大体、汚れているのは、ご存知のように、袖口と襟の部分です。
他の部分は、石鹸水(温水)に着けて、3分間も洗えば、十分です。

丁寧なクリーニング屋さんは、昔の様に、「ささら」と云う竹のブラシで、袖口と襟の部分のみ、洗剤液を付けて洗い、洗濯機の中で洗う前に、前処理をしますので、洗濯機で洗う時間を短くできます。 したがって、生地があまり痛まないのです。
自分でする場合、「ささら」と云う道具が無くても、台所で使用する小さな「タワシ」でOKです。

私も、柄のはいったボタンダウンの綿のシャツ(エディバウアー)をいつも着ていますが、上記の様に、前処理をしてから、自分で洗いますので、 大抵、襟がボロボロになり、着れなくなるのですが、上記の様に洗うと、1着、5、6年は持ちます。 長持ちします。

脂 (あぶら)性の方で、綿のシャツで、襟がボロボロにならない方法としては、アイロン仕上げの時に、袖口と襟に、スプレー糊(のり)を肌の当たる部分に、少 しかけておくことです。 糊でコーティングするのですが、これはパリッと仕上げる以外に、生地を皮脂汚れから保護する目的も有るのです。 白いワイシャツでも、スプレー糊を襟に、サッと、かけれおくと、黄色く変色しにくくなるでしょう。

 

2)仕上げの技術力も大切ですが、どれだけ、手間がかかっているかは、素人でも見抜けるはずです。

・ダブルのズボンのすその折り返し部分の綿埃
・裏の縫い目の折り返し部分の綿埃が付いていないか
・4つのポケットの中のごみ
・冬物スラックスの太もも部分の裏地の綿埃など、

洗う前に、ちゃんと掃除しているかどうかは、見れば、すぐ分かる事ですので。。。。。丁寧なクリーニング屋は、ちゃんと、洗う前に、掃除をしてから、洗います。 はい。 クリーニング屋から戻ってきた物を、自分でチェックすれば、一目瞭然です。

クリーニング屋からしてみれば、「こんな安い値段で、そこまでできるか!!」と思っている点です。 でも、「値段を決めているのは、お前だろう」と言い返されるので、口が裂けても言えませんが。。。。

 

4.染み抜きの技術なんて看板やチラシで技術があるかないか?なんて見抜けない。少しづつ洗濯物を出し続けることが大事

ごもっとも、しみ抜きの技術は、有るかないかなんて、見抜けないでしょう。

例え、あなたに知識が無くても、素人に、分かり易く、シミの成分によってシミ処理の仕方が違ってきます。。。って教えないか?  でもインターネットで検索すれば、今の時代、すぐに調べることが可能です。

ですので、尋ねてみることです。

どんな成分のシミがあり、その時、どんな成分の薬品をどのように使うのか? と。。。しみ抜き担当者を呼びつけて、聴いてみる事です。 ちゃんと分かって いる担当者なら説明できるはずです。 分かってい無い奴は、必ず、言葉で「ゴマかす」でしょう。 今の時代、ちゃんと、Haw to が有るのです。

本当は、別にクリーニング屋でなくても落とせるシミは沢山あります。  でも、教えてくれないかもしれません。商売になりませんので。。。。。でも、ちゃんとした「技術者」のプライドが有れば、ちゃんと説明できるはずです。。。。。

シミを抜くにも、年数の経ったシミなどは、塩素系の漂白剤ではなく、酸素系の漂白剤を使い分けます。
ご存知の通り、塩素系の漂白剤だと、生地の色まで落ちるので、殆ど柄物には使いません。 「酸素系」の溶剤を使います。

例えば、「オキシドール」。。。傷の消毒用に使いますよね。 これって、成分は「過酸化水素水」なんです。
「酸素系」の溶剤です。 シルクの着物で古いシミに効くのです。 柄や色を損ねずに取れるのです。

 

コツまで教えましょうか? 素人でもできるので、クリーニング屋は、口が裂けても教えてくれませんが。。。

まず、「オキシドール」と「綿棒」と「太陽光」が必要です。

注意点
しみ抜きする生地に「蛍光剤」が入っていない事。 白いシャツの様に、これが入っていると、 「オキシドール」を付けた時点で黄色く変色します。 「蛍光 剤」が入っているかどうかの判定は、暗闇で生地に「ブラックライト」にあてるとすぐに分かります。 白く光りますので。。。

ブラックライト?。。。。蛍光灯に紺のセロハンテープをぐるぐる巻きにすると、ブラックライトになりますが。。。。

やり方は、「蛍光剤」のチェックが済めば、綿棒に少し、「オキシドール」を含み、シミに付けます。 乾いたら、また綿棒で付けます。
もう一つ、「太陽光」は触媒になります。 化学反応が起こりますので、「太陽光」を当てながら、何回も塗る事です。
これで、絶対に抜けないような古いシミが無くなることが有ります。 本当にびっくりしますが、根気のいる仕事です。

今は、あまり見かけなくなりましたが、大きめのクリーニング屋のショーウインドウにきれいな着物(和服)が飾れれているのを見たことないでしょうか?  たまに、しみ抜きの為に置いている場合がありました。

シミは、時間が経てば経つほど、とれ難くなりますので、速めに処理することが大切です。 1時間でも早くです。

「不可能」といわれたシミを白くするのでは、決して有りません。シミだけ抜くのです。 シミを白くしたら、シミ抜きではありません。

 

 

5.出来るだけ近所でいいクリーニング屋を見つける。 なければ、宅配やネットで洗う事もOK

これは、理想ですね。 でも、宅配やネットやでも。。。と有りますが。。。。

ドライクリーニング(あぶら)で、洗うんなら、どこのお店に出しても同じです。 ちょっと仕上げが違うだけで、汚れ落ちの違いは、ほとんどないでしょう。

ドライクリーニング業をもうしていない人間だから言えるのですが、ドライクリーニング(あぶら)で洗っても、塵と埃しか取れないのに、クリーニングした。。。。。と思っていません。

かといって、毎回、水洗いすると、色合い、風合いまでダメージを受けるので、できない服も有りますが、季節の変わり目は、絶対に水洗いをお勧めします。

だって、何回も言いますが、ドライクリーニングで、汗汚れ、タンパク質汚れは、ほんの少ししか、落ちません。
ドライクリーニング10回でも、1回の水洗いに敵わないでしょう。

究極の方法は、自分で洗って、乾燥させて、クリーニング屋で、仕上げ(アイロンかけ)てもらう事です。

どんなに、知識の無い、クリーニング屋の親父でも、アイロンくらいまともにかけれるでしょう。

仕上げだけだとちょっと、金にならないので、嫌がられるかもしれませんが、こんな、個人経営のクリーニング店を見つけて、利用すると云う手も有ります。

基本的に、着物、皮、毛皮などの特殊な物以外は、自分で洗えます。

 

 

6.最後に現役のクリーニング屋さんは、口が裂けても、言えない事を云います。

ドライクリーニング(あぶらで洗う)で洗う事自体、塵(ちり)、埃(ほこり)くらいしか、汚れは落ちていませんので、料金が、高い、安いとか、全然関係ないのです。

水で洗うより、手間を省けると云う点では、どのクリーニング屋でも同じです。 汚れ落ちのレベルもほぼ同じです。

誰も、顕微鏡で、繊維をチェックしませんので、分からないと思います。

油で洗って、汗汚れが落ちるかどうか?
ドライクリーニングで10回、水で洗剤をいれて1回洗う。。。どっちが、色々な汚れが落ちると思います?  もう、言わなくても理解できるでしょう。

ドライクリーニングに出すと云う事は、クリーニング屋が仕上げの手間を省ける形の作業ができ、「見かけだけきれいにして」、できましたよ。。。と云って顧客に戻すシステムなのです。

値段と価値がリンクしていないし、関係ないのです。 その店が経営していて、どれだけ儲けたいかどうかだけです。

これを水洗いで。。。と云うと、料金がぐっと高くなります。 なぜなら、洗うのも、仕上げるのも、作業時間が倍以上かかるからです。

よく、セーターをクリーニングに出して、300円とか800円とか支払って、安かった、高かった。。。なんて、考えていたら、アホです。  どこの世界に、セーターをドライクリーニングに出して、汗を吸い込んだ「毛」がきれいになると思うのか?

そんなもん、自宅で、自分で洗えって言いたい。

セーターなんて、ごしごし、洗うもんじゃない。 人間の毛髪と同じです。 ペーハーは弱酸性ですので、アルカリ性の強い洗剤はダメ。 髪の毛を普通の石鹸で洗うのと同じで、乾くとぼさぼさになるでしょう。 洗剤に付けて置くだけでOKです。

揉み洗い厳禁、なぜなら、水で洗うから、セーターが「チジム」のではありません。 人間と同じで、キューティクルと云う「うろこ」が水に着けると、毛羽立ち、動かすと、絡まるのです。 「チジム」のではなく、絡んで、結果、小さくなってしまうのです。

あぶら(ドライクリーニング)で洗うと、キューティクルと云う「うろこ」が、毛羽立たないのです。 ですから、洗濯機の中で、ガラガラ回しても、絡まらない、ちじまないのです。

1)ウールのセーターの洗い方
色物を洗う場合の注意点
・ぬるま湯に浸けたとき、色が落ちないかどうか。 落ちる場合は、色移りしますので、単品で手早く洗います。
・洗剤で注意する点は、漂白剤が入っていないこと、生成りの色の場合、蛍光剤が入っていないかです。
・ウールものは、上記の点と、PH(ペーハー)値ですね。 中性がベストです。

(1)40度のお湯で付け置き30分ほど、押し洗いは30秒でOKです。
ウールは、洗濯機を回さなくても全然、大丈夫。 脱水は1分でOK、最高回転に達したら、すぐ止める程度。

(2)ウールは髪の毛と同じですので、リンス剤を使った方が、さらっと仕上がりますので、お忘れなく。

(3)決して、ハンガーで肩を通して干さないように、畳んで、伸びないようにして、日陰干しです。

(4)仕上げは、袖口、襟など、蒸気をたっぷりかけて、ちょっと、絞めて、買った時と同じように整えます。
蒸気をかけたので、すぐにビニールに包装しません。 蒸発するのを待ちます。

これだけ、知っていれば、顕微鏡で見ても、見なくても、自分で洗った方が、ドライクリーニングより、30倍きれいになります。 ドライクリーニングで洗うか ら、セーター1着、100円とか200円でできるのです。 水で洗って、こんな値段でやっていたら、店が、すぐに潰れてしまいます。

セーターをクリーニングする場合、お金の有る方、ずぼらな方、忙しい方は、お店で「水洗いでお願いします」と云うと洗ってくれますが、少し高いですよ。 どんだけ、手間がかかるか、お分かりでしょう。

例えば、ウールのスーツも自分で、「水」で洗えますので、下記の関連記事を参照してみて下さい。
詳しく、詳しく、説明していますので、面倒ですが、自分でできますので。。。。この「面倒」が分かれば、金を払う気になるでしょう。

一番、良いクリーニング店の見分け方。  簡単です。

ドライクリーニングって、あまり汚れが落ちないんです!!ってはっきり言って、成り立っているお店です。

中々、こんな事を言えるお店は無いと思います。 なぜかって、自分達のやっている仕事を否定するようなもんですから。寝た子を起こす様なもんです。

でも、ここが、抜けていると「クリーニング屋を見分けるポイント」なんて。。。。。言っても、説得力が、無いのです。

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