【書籍紹介】2025年夏休み まとめて読んでおきたい書籍 歴史は科学ではなく、客観的な歴史など存在しない

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2025-07-23、
本日のお題は、2025年(令和7年度)夏休み まとめて読んでおきたい書籍 8冊です。

辻田真佐憲氏の著書『「あの戦争」は何だったのか』の中で、「歴史は科学ではなく、客観的な歴史など存在しない」という言葉を読んではっとする思いがありました。

戦後80年、今年もまた「敗戦記念日」?が近づいてきましたが、8月15日は「終戦記念日」でもなく(国際的には調印日である9月2日が「戦争終結日」とされることが多い)、更に言えば第二次世界大戦は、日本にとって「太平洋戦争」ではなく、日本国は「真珠湾攻撃」以前にアジアで戦争状態にあったにも関わらず、侵略戦争と呼んでいなかっただけの話です。 実際は「大東亜戦争」でしょう。

◼︎この季節になると、「戦争とはいかに悲惨か」という事だけを語りつごうとして色々な番組が放送されますが、そろそろ、やめませんか?

いつも、思うのですが、よく、戦争の悲惨さを語り継ぐ必要があると。。。。

本当は、「戦争の悲惨さを語り継ぐ」のではなく、「人間の、人類の、生き残るための本能を発動すると、同じことを繰り返す」という、人間の「愚かさ」をちゃんと教えることが必要です。 

ここが教育では、全く語られていないのです。 人間の「愚かさ」を。

NHKの朝ドラ「あんぱん」にも出てきますが、戦時中、「鬼畜米英」と叫んで間違った正義を行っていた「愚民」群衆たちの反省はないのか? といつも思います。

大抵の場合、どこの国でも、狂った為政者が戦争を推し進めます。しかし、このクソ為政者を選んでいるのは「愚民」です。 何とかすべきは「愚民」の方ですが、いかんせん、多勢に無勢ですので、誰も責任を取らないのが常でしょう。

各放送局、NHKのチコちゃんの番組じゃないけど、「ボーっと生きてんじゃねーよ‼️」と、圧倒的多数のバカどもを反省させる番組を作って放送すれば良いのではと思います。

マスゴミも、いかに政府の言論統制に乗らずにやって行けるかを! 何も対策も改善策も無いのです。

書籍紹介
今回、近代の戦争関連の書籍を書店で探して、読んでゆく内に、新たに発見した私にとっての「知の巨人」たち3人です。 本当に世の中は、分からないことだらけで、「知」を身に着けるのは「生成AI」だけでは、役に立ちません。 結局「生成AI」の情報は、つまるところWEB上の情報だけです。

面倒でも書籍を読み、新聞、テレビ番組など色々な情報源を観て調べる必要があります。

1.千々和 泰明 氏  社会学者・歴史学者

◼︎世界の力関係がわかる本 ――帝国・大戦・核抑止  千々和 泰明 著

この本は、「勝てそうだからやる? やられる前にやる?」というチンピラや喧嘩速い素人の突っ張りではない問いから、世界の国々の力関係と戦争・平和のメカニズムを考える国際政治学の入門書です。

◼︎誰が日本を降伏させたか 原爆投下、ソ連参戦、そして聖断 千々和 泰明 (著) 

従来の「原爆投下=降伏の直接原因」という見方に対し、ソ連参戦のインパクトを強調することで、終戦の経緯に新たな光を当てている。

戦争はいかに終結したか』は、戦争の「終わり方」という、ともすれば見過ごされがちな、しかし極めて重要なテーマに焦点を当てた一冊です。
多くの書評で指摘されているように、本書は過去の主要な戦争(第一次・第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争、イラク戦争など)を具体的な事例として取り上げ、戦争終結のメカニズムを多角的に分析しています。

2.辻田 真佐憲 氏  著述家、評論家、近現代史研究者

この書籍は、戦後80年を迎えるにあたり、右でも左でもない視点から「戦争の全体像」を描き出すことを試みています。『「戦前」の正体』の著者である「辻田真佐憲」氏が、現代人のための新しい日本近現代史を編み直すものです。

「アジア・太平洋戦争」と「大東亜戦争」の呼称問題から始まり、米英との協調外交は可能だったのか、近衛文麿や東条英機の役割、さらには戦艦大和、特攻隊、原子爆弾といった象徴的な事象についても考察しています。また、当時の新聞が果たした役割や、統帥権の問題、八紘一宇といったスローガンが持つ意味合いについても深く掘り下げています。

戦前の日本において「愛国」がどのように形作られ、それが神話と深く結びついていたのかを解き明かす一冊で、現代の「戦前」観にも一石を投じる内容となっています。

 

3. 大澤 真幸 氏  社会学者

◼︎この世界の問い方 普遍的な正義と資本主義の行方   大澤 真幸 (著)  

激動する現代世界において、私たちが直面する様々な問題に対して「適切な問い」を立て、深く思考することの重要性を説く社会学の視点からの評論集です。

 

◼︎西洋近代の罪 自由・平等・民主主義はこのまま敗北するの 大澤 真幸(著)

現代世界が直面する危機、特に西洋近代が掲げてきた「自由・平等・民主主義」という普遍的価値が、いまや岐路に立たされているのではないかという問いを深く掘り下げた社会学の講義録です。
・「民主主義と資本主義の離婚の危機」
・「権威主義の台頭とトランプ現象」
・「西洋近代の自己否定」
・「日本の『戦後』の特殊性」と「普遍的価値の意義」

戦後、80年になりますが、本書は「現代社会」を読み解く上で非常に重要な視点を提供してくれます。

例えば、トランプ、プーチン、日本で言えば、兵庫県知事の様な薄気味悪い奴が、頭のおかしいクズに先導され、さらにSNSで先導され、バカどもの県民(集団)に持ち上げられ、なぜ当選する状態になるかなど、うまく表現している様に思います。

トランプがのし上がるのも、既存の支配階級(エスタブリッシュメント)に嫌気がさした、どちらかと云うと、教育水準の低い下層階級の国民が支持しているおかげで、通常であれば、とんでもない事を言えば引きずり降ろされるのにトランプはそうならない。むしろ、盛り上がるのはなぜなのか?

貧富の差が拡大してくると、下層階級の人間達は、言う事を聞かなくなり、反発するが、上位の人間達は気にも留めないが、いつか後悔する時が来ると思うのです。 想像もつかないしっぺ返しで。

何時の時代でも同じで、「愚民」が、「クズ」又は「脳機能障害の為政者」に乗せられて、過ちを繰り返しているので、「愚民」が居なくならない限り、戦争も無くならないのです。

戦後日本人が直面してきた、あるいは失ってきたとされる、死者との関係性や未来の他者への想像力について深く掘り下げた社会学の論考です。
・「死者の問題」と戦後日本
「未来の他者」への想像力の欠如
「戦後」という時代認識の再構築
震災後の社会と「弔い」

戦後日本社会が、死者との対話を避け、未来への責任を放棄することで、ある種の「空虚さ」や「停滞」に陥っているのではないかと問いかけています。そして、私たちが直面する現代の課題を克服するために、死者からの問いを受け止め、未来の他者への想像力を取り戻すことの重要性を訴えかけている一冊です。
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更なる、書籍紹介は、「歴史と戦争」 半藤一利 著 です。

上記の書籍以外に、「半藤 一利氏の書籍を読んだことのない方は、この書籍をきっかけに、「昭和史」上・下などを読むと、興味がわいてくると思います。

学校の教科書では、決して、学ばなかったことがたくさん出てきます。 司馬遼太郎氏の「坂の上の雲」に出てくる秋山兄弟の事も「昭和史」上・下に出てきます。

明治、大正、昭和の歴史を勉強する上で、欠かせないのが、 半藤 一利氏の「昭和史」上下、「ノモンハンの夏」などの著書が有ります。

幕末・明治維新からの日本近代化の歩みは、戦争の歴史でもあり、日本民族は世界一優秀だという幻想のもと、無能・無責任なエリートが戦争につきすすみ、メディアはそれを煽り、国民は熱狂した。 結果、米国にコテンパンにやっつけられた。

・「コチコチの愛国者ほど国を害する者はいない」
・「戦争の恐ろしさの本質は、非人間的になっていることに気付かないことにある」
・「日本人は、歴史に対する責任というものを持たない民族」

同じ、過ちを繰り返さないために、私たちは歴史に何を学ぶべきなのか。

 

世界の力関係がわかる本 ――帝国・大戦・核抑止   千々和 泰明(著)

「鬼畜米英」と叫んでいたアホどもはもう少しで世の中から居なくなるが、その前に「逆転しない正義」とは。

【書籍紹介】『西洋近代の罪』現代社会が抱える問題と西洋近代の思想と歴史 大澤真幸(著)

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