【お知らせ】 病気療養の治療経過について やっと手術日が決まりました

2024年6月27日(木)、
本日のお知らせは、病気療養の治療経過についてです。

4月18日から、3週間で1セットの「抗がん剤治療(免疫チェックポイント阻害剤を投与:1週間入院して24時間点滴を実施、その後二週間退院して様子見)」を3回ほど実施予定でした。

ところが、2セット目が終了して、腹部の「CT検査」をすると、全然関係の無いお腹のなかの場所で「腹部大動脈瘤」が発見されて、3回目の治療を中断して、急遽、6月11日に「大動脈瘤」の手術を実施し、一週間で退院して、現在に至っています。

まずは、「腹部大動脈瘤」のお話から

1.「腹部大動脈瘤」の治療方法

この疾患は途中で発見されて不幸中の幸でした。これも歳のせいと、やはり生活習慣病ですかね。

1) 私の場合、「腹部大動脈瘤」の治療方法は、

術式:「ステントグラフト内挿術」で、開胸・開腹せずに足の付け根の血管からカテーテルと呼ばれる細い管を入れ、ステントを取り付けます。

ステントグラフト治療

大動脈瘤ステントグラフト留置術

「ステントグラフト内挿術」は、腹部大動脈瘤の治療法の一つで、血管内から「ステントグラフト」という器具を動脈瘤の中に入れ、動脈瘤が破れないようにする方法です。この手術は、お腹を切らずに行うことができ、全身麻酔または局所麻酔を用いて行われます。

手術時間は、約2-3時間程度で、入院期間は通常5-7日間です。
これは従来の「人工血管置換手術」と比べて、身体的な負担が少なく、入院期間も短いという利点があります。

2)腹部大動脈瘤の「ステントグラフト内挿術」は、どのくらいの年月この処置で持つのか? いずれ、手術をして、入れ替える必要があるのか?

ステントグラフト内挿術の持続性や再手術の必要性については、個々の患者の状況やステントグラフトの状態によります。定期的なフォローアップと医師の評価が重要で、問題が発生した場合には適切な対応が必要となります。具体的な持続期間や再手術の必要性については、主治医との相談となっています。

術後の再検診は、6か月後の12月になっています。 再検診の日を忘れてしまいそうです。

 

2.食道がんの治療方法

1)食道がんの治療方法

食道がんの治療方法は、がんの進行度や患者の体調により異なります。
主な治療法には以下のものがあります。

(1)内視鏡的切除(内視鏡治療):
がんが食道の粘膜内にとどまっている初期段階で適用されます。内視鏡を用いてがんを直接切除します。

(2)手術(外科治療):
がんが食道の深部に進行している場合や、リンパ節に転移している場合に行われます。

(3)放射線治療:
高エネルギーの放射線を使ってがん細胞を破壊します。

(4)薬物療法(化学療法):
抗がん剤を用いてがん細胞の増殖を抑制します。

(5)化学放射線療法:
放射線治療と化学療法を組み合わせた治療法で、食道がんの進行度によってはこの方法が選択されます。

これらの治療法は単独で行われることもありますが、治癒率を向上させるために組み合わせて行われることもあります。治療法の選択は、がんのステージ、患者の年齢、全般的な健康状態、患者の希望などに基づいて医師と患者で決定されます。具体的な治療法は医師の指導のもとで選択されるべきです。

■がんの組織型分類(がんの種類による分類)では、食道がんの組織型は、扁平へんぺい上皮がんというタイプが90%弱で、腺がんというタイプは7%程度です。まれに、この2つ以外の組織型であることもあります。

食道がんの治療方法は、
がんの浸潤の深さ(深達度)、リンパ節転移の有無とその個数、肺や肝臓などの遠隔臓器転移の有無によって決定されます。これらの要素はがんのステージを示します。

■ステージ0期、Ⅰ期の食道がんの場合、
治療方針は内視鏡検査、CT検査、PET検査などにより、深達度診断、転移診断を行って決定されます。
特に内視鏡検査による壁深達度評価が重要で、深達度が粘膜にとどまる(T1a)か粘膜下層に達する(T1b)かにより初回治療法が異なります。
・T1aがんでは、内視鏡的切除が治療の中心。
・T1bがんでは、手術や化学放射線療法(放射線治療と化学療法を併用する治療法)が治療の中心。

■ステージⅡ期、Ⅲ期の食道がんに対する治療は、
治療前に全身状態を調べて、手術できる状態であれば、手術治療が第一選択となります。

■ステージⅣ期の食道がんでは、
IVa期では化学放射線療法が、またIVb期では化学療法が標準治療とされています。

ただし、患者さんの全身状態や希望などにより、同じステージでも異なる治療法を選択することもあります。治療法の選択には、患者さん、ご家族、主治医でよく相談して決めることが大切です。具体的な治療方法については、主治医との相談をお勧めします。

 

いよいよ、私の場合の本丸の食道の切除手術が、7月9日(火曜日)に決まりました。10時間くらいかかる大がかりな手術になる様です。

どんな手術か、どの様にするのかをザックリと聞いてきましたが、ちょっとショックでした!!!
患部の「食道」を全摘して、胃を伸ばして、「食道」がわりにする手術だそうです!!

食道を切除した後には食物の通る新しい道を胃を使い再建します。

胃癌の場合は、部分的に切除して残す場合もあるが、食道は、ただの管だけでなくリンパなども入り組んでいるので、転移しない様に全摘してしまう様です。

食道がんが、喫煙者やアルコール多飲者に多く発生する特徴があり、術前よりいろんな基礎疾患を持っている人も少なくなく、術前から合併症の予防のための準備が必要です。

さあ、術後これで1ヶ月くらいで退院できるかどうかは、私の体力と、栄養の取り方の意欲になりそうです。胃としての機能が損なわれますので、今までより、かなり、食が細くなりますので、1日3食ではなく、6食くらいに分けて、少量づつ食べる様になるのかもしれません。

最後に、
町内会の夏祭りは、新型コロナの影響で長らく開催できませんでしたが、今年は実施されます。私の担当は、焼きそば作りで、1日で140食パックを焼かなければいけないのですが、今年は、私の方が、術後の体力回復で間に合わないかもしれません。

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