【問題事件】ジャニーズ事務所の創業者の件で、大問題になっていますが、この「性嗜好異常」について考えてみる

2023-09-08、
本日のお題は、事件の発端となったヒトの性嗜好異常について考えてみる。 「パラフィリア障害」と云う精神障害について。

札幌はやっと涼しくなってきました。8月は東京と変わらい気温の時もありましたが、日も短くなってきて、もう少しで秋です。そして本日から「大通公園」で、恒例の「さっぽろオータムフェスト」(9月8日〜30日)が始まります。 並んででも食いたい「食いしんぼ」集まれです。

この事件の真相は、我々「ホモサピエンス」の中には、現代社会で「バケモノ」の様な行動をするヒトが存在するという事です。何でこの様な「バケモノ」になってしまったかは、元々、脳の配線がいかれていたのか、生後の養育環境の中で、「異常性欲」が培われたのかどうかでしょう。もう居ないので、本当の意味での真相究明は無理です。

結論から先に言えば、誰か、この「変態クソ野郎」を発見する為のAI(人工知能)と脳の測定器を作ってくれないと、子供など弱い者を守ることは不可能でしょう。

1.「性嗜好異常」の特徴と犯罪性 「パラフィリア症」と呼ばれる精神疾患

ジャニー喜多川氏「性嗜好異常」の特徴と犯罪性 「パラフィリア症」と呼ばれる精神疾患で治療が必要だった。分かり易く言えば、普通の面をした「極度の変態野郎」でしょうか。

■ジャニー喜多川氏は、70年前から犯罪性 「パラフィリア症」を発症していたようです。
参照:「その日の夜、ジャニー喜多川氏は5人を次々に襲った」…俳優服部吉次さんらが証言した70年前の性被害

1)性嗜好異常とは

私が注目したのは、一連の事件の原因として、ジャニー氏の「性嗜好異常」があったと指摘されたことである

これは、現在の医学用語では「パラフィリア症」と呼ばれる疾患で、非定型的で強烈な性的衝動や行動が反復されるものであり、世界保健機関(WHO)による国際疾病分類(ICD-11)では、以下のように定義されている。

パラフィリア症(Paraphilic disorders)は、「性的嗜好」や「性的興奮」が通常の性的行動とは異なる対象や行動に関連している疾患のカテゴリーです。
これらの性的嗜好や行動は一般的な性行動とは異なり、しばしば他人に対して不適切で、倫理的・法的な問題を引き起こすことがあります。

■パラフィリア症は一般的に以下のようなものが含まれます。

・非定型的な性的興奮のパターンが、持続的かつ強烈であることを特徴とし、これは性的な思考、空想、衝動または行動から明らかである。

・興奮のパターンは、年齢もしくは立場・状況から問題となる行為への同意を拒む、またはできない相手(たとえば、思春期前の小児、窓から覗かれている無警戒な人、動物)を巻き込むことが中核にある。

・パラフィリア症群はまた、著しい苦痛を本人に引き起こしたり、傷害や死亡に至る重大なリスクを伴ったりするものであれば、他の非定型的な性的興奮のパターンを含むことがある。

(1) 異常性交
非同意の性行為(強姦など)や異常な性行動(性的虐待など)に対する異常な嗜好

(2) 展示主義
他人に自分の性器を露出することに対する異常な嗜好。

(3) 対人恐怖症
他人を恐れて性的興奮を感じることに関連する異常な嗜好。

(4) サディズム
他人に身体的または精神的な苦痛を与えることに性的興奮を感じる傾向。

(5) マゾヒズム
身体的または精神的な苦痛を受け入れることに性的興奮を感じる傾向。

2)パラフィリア症(Paraphilic Disorders)の原因

原因は非常に複雑で、単純に脳の異常だけでは説明できません。
パラフィリア症の発症には、生物学的、心理社会的、環境的要因が絡み合う可能性があります。

以下はいくつかの要因です。

  1. 生物学的要因:
    遺伝学的要素や脳の構造や機能に関連する生物学的因子が影響を与える可能性があります。ただし、具体的な遺伝的または脳の異常が特定のパラフィリア症と直接関連しているかどうかは不明確です。
  2. 環境的要因:
    早期の生活経験や性的教育、性的虐待、トラウマ、家庭環境などがパラフィリア症の発症に影響を与える可能性があります。特定の性的興奮パターンが環境的要因によって形成されることがあるかもしれません。
  3. 学習の影響:
    一部のパラフィリア嗜好は、過去の性的経験や学習によって形成される可能性があります。個人がある種の性的興奮を経験し、それが固定化されることがあります。
  4. 心理社会的要因:
    性的アイデンティティや性的自己認識の形成に関連する心理社会的要因が、パラフィリア嗜好の発症に寄与することがあります。

 

3)数十種類のパラフィリアが報告されているが,大半は一般的でないか、まれである。最も頻度が高いのは以下のものである

・小児性愛(ペドフェリア)

・窃視症(デバガメ):無警戒な人の裸体,脱衣,または性行為を観察するなどの行為

異性装障害(服装倒錯

・露出症

他にも 性的マゾヒズム障害や 性的サディズム障害などがある。
一部のパラフィリア(小児性愛など)は法律に抵触し、逮捕・収監されることがあり、米国では生涯にわたり性犯罪者として登録される可能性もある。
これらの犯罪者の一部には、重大な 人格(パーソナリティ)障害(例:反社会性人格障害,自己愛性人格障害)も併存しており、それにより治療が困難となる。

参照:MSDマニュアルより

2.海外では、なぜ、聖職者による性的虐待が多いのか? 聖職者に原因が有るのか? 一般社会にも多いがみつかっていないだけか?

ChatGPTの聞いてみました。

聖職者による性的虐待が多いと感じられる理由は、複数の要因によるものです。
ただし、すべての聖職者が性的虐待を行うわけではありませんし、一般社会でも性的虐待が存在することを忘れてはいけません。以下に、聖職者による性的虐待が増加する可能性のある要因をいくつか説明します。

  1. 権力と信頼の濫用:
    聖職者は宗教的権威と信頼を持つ立場にあり、その地位を悪用して性的虐待を行うことがあります。信者はしばしば聖職者を神聖な存在として尊敬し、虐待の告発がためらわれることがあります。
  2. 組織文化と隠蔽:
    一部の宗教団体や教会組織は、虐待事件を隠蔽し、信者や法執行機関に通報しないよう努力することがあります。これは組織全体で問題を解決しようとする傾向があるためです。このような組織文化が性的虐待行為を許容し、継続させる要因となることがあります。
  3. セクシャルサバイバルと恥の感情:
    性的虐待の被害者はしばしば恥や罪悪感を感じ、出来事を隠すことがあります。また、被害者が虐待を告発することで、自分自身や家族、信仰コミュニティに対する社会的な非難や疎外感を恐れることもあります。
  4. アクセスと機会:
    聖職者は一般的に信者と接触する機会が多いため、性的虐待行為を行う機会が増える可能性があります。特に信仰コミュニティ内では、信者は聖職者に対して高い信頼を寄せ、警戒心を持たないことがあります。
  5. 個人的な要因:
    聖職者も一般の人間であり、彼らにも心理的な問題や性的虐待行為を行う個人的な要因が存在することがあります。これは聖職者に限ったことではなく、社会全体で見られる問題です。

一般社会でも性的虐待は存在し、一般社会の場で発生する性的虐待事件も報告されています。ただし、聖職者による性的虐待が注目される理由の一つは、信仰コミュニティ内での信頼と権威が関与することから、事件が隠蔽される傾向が高まることです。そのため、性的虐待事件が一般社会と同じように報告されにくいことがあるかもしれません。

性的虐待を防ぐためには、被害者の声を聞き、事件を告発しやすい環境を整備し、虐待を許容しない文化を促進することが重要です。また、法執行機関が虐待を取り締まり、被害者を保護するための措置を講じることも不可欠です。

 

最後に、

ジャニーズ事務所の創業者の問題で、大騒ぎになっていますが、この性嗜好異常について考えてみるが、この様な「脳の配線」がおかしくなっている人間は、彼だけでなく、地方にも、小さな町にも、必ず存在すると思う。
私も北海道の田舎町に住んでいた頃、被害に遭いそうになった経験もあるので、はっきり言うが、声をあげる人間が居ないだけで、このような「異常者」は、必ず居るのです。

子供相手にしている所業ですので、事件化していないだけです。

本当は、こいつらもあぶりだして、鉄槌を打たないと、世の中、数は少ないが、これからも被害者が無くならないのです。ですので、本当は会社組織のジャニーズ事務所の創業者だけの問題ではないのです。

性嗜好異常者は都会でも、地方の田舎でも、必ず、ひっそりと潜んでいるのです。 まず、この実態を暴く必要があるのです。

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