2026-03-01、
本日の書籍紹介は、イスラエル・パレスチナ紛争をゼロから理解する イラン・パペ (著) です。
『イスラエル・パレスチナ紛争をゼロから理解する』 は、歴史家 イラン・パペ(Ilan Pappé) による入門書で、イスラエルとパレスチナの争いを最もタイムリーで「ゼロから」という目的に合致する一冊ですための歴史的なガイドです。
Sponsored Links
■イスラエル・パレスチナ紛争をゼロから理解する イラン・パペ (著)
<目次>
第1章 紛争はいつ、どこではじまったのか?
第2章 平穏な時代(一九一八~二六年)
第3章 なぜシオニストは民族浄化をはじめたのか?
第4章 一九二九年の出来事
第5章 アラブ反乱(一九三六~三九年)
第6章 ナクバにいたるまで(一九四五~四七年)
第7章 分割決議とその余波
第8章 パレスチナの民族浄化
第9章 ナクバのあとで―イスラエルとパレスチナ(一九四八~六七年)
第10章 第三次中東戦争(一九六七年)にいたるまで
第11章 地上最大の二大監獄の誕生(一九六七~二〇〇〇年)
第12章 ふたつのインティファーダの合間(一九八七~二〇〇〇年)
第13章 第二次インティファーダ(二〇〇〇年)
第14章 二一世紀のイスラエルとパレスチナ
第15章 二〇二三年一〇月七日 その歴史的・道徳的な文脈
——————————————————————————-
■内容のポイント
-
著者:
イスラエル出身のユダヤ人歴史家イラン・パペ氏。彼は自国の公式な歴史観に疑問を呈し、「本当のことを書きすぎてイスラエルにいられなくなった」と言われる人物です。 -
構成:
シオニズム運動の始まりから、1948年の建国(ナクバ:大災厄)、そして2023年10月以降のガザでの事態までを網羅しています。 -
視点:
この紛争を単なる「宗教戦争」ではなく、「入植者植民地主義」(外から来た人々が先住民を追い出す構造)として捉え直しています。
■比較書籍 まとめ
■2026年03月02日 時点で、米国とイスラエルが、イランを攻撃しているが、日本への影響は?
◆米国がイランに攻撃を開始したが、イスラエルはどのくらいかかわっているのか?
イスラエルは単に「米軍に基地を貸す」といった補助的な立場ではなく、自らの戦闘機をイラン本土に送り込み、最高指導者の殺害という最も機微な作戦を米国と分担して実行した当事者です。
この事態を受け、日本政府も国家安全保障会議(NSC)を開催し、中東全域の危険レベルを引き上げるなど警戒を強めています。
◆特にホルムズ海峡が閉鎖されると、原油の備蓄が1年分もなく、日本への影響が大きいのでは?
1)なぜ「ホルムズ海峡」が致命的なのか
日本は原油の9割以上を中東に依存しており、そのほぼ全てがこの狭い海峡(最も狭いところで約33km)を通過します。
-
代替ルートの欠如:
サウジアラビアなどのパイプライン経由で紅海側から出すルートもありますが、輸送能力には限りがあり、日本が必要とする量を賄うことは不可能です。 -
物流の停止:
すでに日本郵船、商船三井、川崎汽船の海運大手3社は、安全確保のためホルムズ海峡の航行停止を決定しています。
2)具体的に何が起きるのか
備蓄があるからといって、254日間「普段通り」に過ごせるわけではありません。
-
価格の暴騰:
週明け3月2日の市場では、原油価格が一時12%急騰しました。ガソリン代だけでなく、電気・ガス料金、物流コストの跳ね上がりにより、あらゆる物価が上昇します。 -
供給制限(配給制の懸念):
封鎖が長期化(数ヶ月単位)すると予想される場合、政府は「石油需給適正化法」に基づき、使用制限や割り当て(かつてのオイルショックのような状態)を行う可能性があります。 -
電力危機:
LNGの備蓄は3週間分しかないため、火力発電の燃料が不足し、計画停電などが現実味を帯びてきます。
—関連記事—
・【書籍紹介】 陰謀論と排外主義 分断社会を読み解く7つの視点 古谷経衡(著)
・【書籍紹介】 「あの戦争」は何だったのか (講談社現代新書) 辻田真佐憲(著)
・【書籍紹介】戦争はいかに終結したかの続き、結局、戦争を終わらせるにはどうしたらいいのか?
・【書籍紹介】戦争はいかに終結したか—二度の大戦からベトナム、イラクまで 千々和 泰明 (著)
・【映画紹介】 「アルキメデスの大戦」と戦争と平和、豊かさの格差
Sponsored Links

コメント