【面白記事:重要】 職場に増殖中”サイコパス”タイプ別対処法 サイコパスは人殺しだけではない

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2018年1月5日、
PRESIDENT Online」の記事で、面白い記事を見つけましたので紹介します。

職場に増殖中”サイコパス”タイプ別対処法

なぜ、この記事を紹介するのかと云えば、職場に、この様な人間が多くなってきているのは、確かだが、「反社会性人格障害」の一つとされる「サイコパス的症状」は、実は他のパーソナリティ(人格障害)障害のみならず、ASD、ADHDなどの発達障害をおびた人間たちも、多く持っている特徴でもありますので、判断するには、十分注意が必要です。

この記事では「サイコパス的症状」。。特徴を上げて記載していますので、その特徴を中心に他のASD、ADHDなどの発達障害との似ている点を記載したいと思います。少なくても事前に、「発達障害」「愛着障害」「人格障害(この中の反社会性人格障害:サイコパス、ソシオパス)」についての知識が必要になります。

見た目だけで、早急に「サイコパス」だと決めつけることは、非常に危険です。

1.サイコパスの特徴

「PRESIDENT Online」の記事内に記載されています。

1)目安になる彼らの特徴を5つ

目安になる彼らの特徴を5つ挙げてると。

1.利益誘導する
他人を動かすにはエサで釣るしかないと信じこんでいる。これは当の本人が「人は損得でしか動かない」という信念を持っているからにほかならない。

2.ウソがばれても平然としている
ウソをつくことにまったく罪悪感がなく、ウソが露呈してもシレッとしている。ウソの中身は、自分を魅力的に見せるための自己演出が多く、他人には見抜きにくい。

3.スキをついてくる
他人が弱みを見せるのを虎視眈々と狙っており、言葉尻をとらえて瞬時に踏みこんでくる。気づけば支配下に置かれていることも。

4.相手の痛みに鈍感
自分以外の人間は全員利用対象としか見ていないので、他人が傷つくのに無頓着。口では「あなたのために」などと言うが、利用価値がなくなれば冷酷に切り捨てる。

5.人間・社会不信の発言をする
自分以外の人間をまったく信じていないため、社会や人間に対する不信感をあらわにする。

 

2)職場のサイコパスを見分けるチェックポイント

あなたの周囲にいるかもしれない
職場のサイコパスを見分けるチェックポイント


▼利益誘導してくるか?
口癖:「これをやれば、絶対得するから!」
「自分の言う通りにすれば、ほかの人を出し抜ける」など、すぐにエサをちらつかせる。情や倫理によっても人は動くということが、理解できない。

▼ウソがバレても平然としているか?
口癖:「何ですかそれ? 全然知りません」
自分を魅力的に見せるためなら、自慢できるようなエピソードを捏造し、学歴や家柄を偽るなど平然とウソがつける。ウソが発覚しても落ち着いている。
スキをついてくるか?
口癖:「今の発言、矛盾してません?」
人間不信で他人は自分のスキをついてくるものと警戒しており、その反動で、ミスをしようものならすかさず指摘。心理的弱点を見抜くのが得意だ。
相手の痛みに対して鈍感か?
口癖:「だから、何?」

成長の過程で愛情を学ぶことができなかったため、他者への共感能力に欠けている。自分が相手を傷つけても、その痛みを想像することができない。
人間・社会不信の発言をするか?
口癖:「結局、みんな自分のことしか考えてないんだよ」

日頃は温厚なのに、突然冷めた発言をして周囲を凍りつかせる。本人は自分が変なことを言ったという自覚がないのが怖い。

上記の5つある内、少なくても、4つは、発達障害と同じように当てはまる場合も多くあるでしょう。

何故なら、発達障害を有している人たちの一番の特徴が重なるからです。

発達障害の中で特にASDの場合は、自分の心の中に「他人」は、いないのです。
他人がどう思うかと云う感じ取る「脳」機能が働かないのです。自分に取っての「報酬」を求めていないので、他人に関して無関心で居られるのです。 しかし、サイコパスは自分の目的の為に、悪意をむき出しにして向かって来ます。

利益誘導してくるか?
「発達障害」の場合は、自分に取っての「報酬」を社会に、自分の周囲に求めていないので、他人に関して無関心で居られるので、利益誘導してくることは、ほぼ無いように思いますが、洗脳されていれば、強引に利益誘導してくる可能性は無い事はない。そして、一度悪いことに手を染めても、誰も戒めないと、継続して、常習性が発揮されて、止めれなくなる場合もある様に思います。

※ウソがバレても平然としているか?
経験では、発達障害の子は、確かに「嘘」をついてごまかそうとするが、高度な嘘はつけないので、相手にすぐばれてしまい、余計に、相手を怒らせてしまう傾向があり、嫌われる原因にもなっています。 初めから「すみません」と謝れない。その場を取り繕う、自分を守ろうとする心はあるのか、そのせいで、平然と「嘘」をついてしまう。

悪意に満ちた嘘ではないが、相手にとっては、すぐバレるような嘘をつく為、非常に腹が立つのです。

※スキをついてくるか?
心理的弱点を見抜くのは得意ではないし、見抜ける能力も無いが、自分の心の中に「他人」は、いないのです。ですので、他人がミスをしようものならすかさず指摘するのは、余りないと思いますが、悪気が無くても、依存している相手が云う事を聞いてくれない時に、してくる場合はあるでしょう。

※相手の痛みに対して鈍感か?
サイコパスと同じで、自分の心の中に「他人」は、いないのです。成長の過程で愛情を学ぶというより、感じ取る脳機能が無いため、他者への情動的な共感能力は、同じように欠けている。

ただ、「自分が相手を傷つけても、その痛みを想像することができない」ここまでは、養育過程で、ひどい目(DV、ネグレクトなど)に会っていなければ、積極的に相手を傷つけるような行為は、少ないでしょう。

※人間・社会不信の発言をするか?
サイコパスの場合、自分以外の人間をまったく信じていないため、社会や人間に対する不信感をあらわにするが、サイコパスと違うのは、自分の心の中に「他人」は、いないのです。から、不信感をあらわにするような、言葉は有っても、行動に示すようなことは、余りないでしょう。

 

2.ASD(自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群)、ADHD(注意欠如多動性障害)の根本的な特徴

1)「発達障害」と「サイコパス」の違い

ASD(自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群)、ADHD(注意欠如多動性障害)などの発達障害と「サイコパス的症状」が似ていると云いましたが、一番違う点。

 

(1)「サイコパス」の場合は、

基本的に「孤独」だが、目的の為には、雄弁で、人に絡んできて、人に自分をよく見せようとする行為が、うまくできてしまう事だと思います。目的があるので人に中に入り込む能力を持っている(長続きはしないが)。

この点で云えば、ASD、ADHDなどの発達障害の色合いを持った人たちは、ほぼ、考えもつかないでしょうし、できないでしょう。

 

(2)「ADHD」の場合は、

ADHDは、年齢や発達に不釣り合いな注意散漫で、衝動性、多動性である特徴を持つ行動障害として、7歳以前に現れ、その状態が継続される。

これも、知的発達に大きな遅れはありませんが、下記の様な特性の為、学習する時に集中ができないため、学力が著しく劣る場合があります。また、自分の欲求など、コントロールをすることが難しく、それが行動に現れることで問題視される障害です。

■3つのタイプに分類されています。

多動・衝動性優位型 —– 混合型 —— 不注意優勢型
(ジャイアン型)            (のび太型)

最近、テレビなどで、発達障害と云う言葉を使うと、まずいと思うのか、「ドラえもん」に出て来るキャラクター「ジャイアン」とか「のび太」などと云う、言い方の発言が出てきていますが、上記の分類を言っているのです。

女子の場合、男子より、社会性やコミュニケーション能力が育ちやすいので、ちょっと分かりづらいですが、男子より少ないですが、観察していると、大体、分かります。

女子でも、よく言われている「不思議ちゃん」、「天然」系の子が、アスペルガーやADHDなどに当てはまる場合が多いと思います。

ちょっと分かりにくいのが、ジャイアン型とのび太型が合わさった混合型、またアスペルガーと併合している場合もあるそうで、観察だけでは分からない時が有ります。

 

大人のADHD(注意欠陥・多動性障害)との職場での特徴

□会議や面談中に落ち着かず、ソワソワしてしまったり、席を離れてしまったりする。

□会議中や面談中に、相手の質問を待っていられず途中で話し始めてしまう、他の人の言葉の続きを言ってしまうなど、自分の順番が待てない。

□貧乏ゆすり、手足をもじもじ動かす、指で机をたたくなどの癖がある。

□時間にルーズで、よく遅刻をする。

□注意散漫で集中力がないので、仕事がはかどらない。

□細部を見過ごす、作業が不正確だったり雑だったりする。

□よく忘れ物や失くし物をする。

□大事なものが管理できない。

□仕事や約束の日時、期日や期限・締切を守れない。

□上司に指示されたことをすぐに忘れてしまう。

□いろんなことに手を付けては中途半端になってしまう。

□物事の優先順位をつけられないので、一番にやるべき大切なことを後回しにしてしまったり、まだ先でよいものを先にやってしまったりする。

□自分では頑張ってやっているつもりなのに、よく注意されたり怒られたりしてしまう。

□(このような行動のクセを)自分でも気を付けようと思っているのに、なかなか直せない。

ADHDの場合、職場においては、仕事が出来て「グウタラ」ならまだ許せるのでしが、仕事が出来なくて「グウタラ」ですので、始末が悪いのです。

傍から見ていると、どう考えても「グウタラ」にしか見えないのです。

 

3)ASD(自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群)の人は、

今流行りの言葉でいえば。一切、忖度(そんたく)と云う言葉の辞書を持ち合わせていないのです。ですので、通常の人間からすれば、自分の事しか考えていなく、思いやりのない人。。。と感じられる人間です。

通常、私たちはみんな「報酬」を得られる行動を繰り返す傾向があります。自分にとって好結果をもたらす行動はどれかを無意識で学んでいける心を持っていますが、発達障害の人たちの場合、彼らには、その「心」が無いのです。

ですので、普通の人が無意識にやっている事が、脳の「ニューロン」と「シナプス」のネットワークの障害のせいで、感じ取ることができないのです。ただ言葉で、例えば、それは「出世に響きますよ」と言われると、まずいという事には気が付きます。

自分の心の中に「他人」は、いないのです。 他人がどう思うかと云う感じ取る「機能」が働かないのです。自分に取っての「報酬」を求めていないので、他人に関して無関心で居られるのです。

※大人のアスペルガー症候群との職場での特徴

・専門分野は、有能だけど、簡単な業務がまるでダメです。
・高学歴だけど、電話応対、お客様との対応もまともにできない。
・空気を読まずに、トンチンカンな発言、失礼な発言をする。
・融通がきかず、予定を少し変えただけで怒り出す。
・共同作業に参加しなかったりします。
・指示待人間になりやすい。

ASDの場合は、基本的には、他人に無関心で、一つの事に執着する心が特徴です。

 

3.「サイコパス」と似ている様で似ていない点

下記は、発達障害を有した人たちの特徴ですが、「サイコパス」と似ている様で、決定的に違うのは、ただただ「腹立たしい」だけなのか、行為に「悪意」があり人を平気で利用しようとする心、陥れよう云う性根を持っているかどうかではないかと考えます。

1)最後に、こんな例もあります。

ほぼ、「発達障害」、ADHDのジャイアン、のび太混合型の人格だけれども、たまたま出世して、会社のボスになると、大きな特徴でもある自分の心の中に「他人」は、いないため、強権を行使して、社員に嫌われてしまうのです。

この様な会社の組織は、当然、「ピラミット」型の組織構成にはならず、「文鎮」型の何でも1人で支配してしまう体制しか、築くことができません。

ですので、「サイコパス」の様な状況になってしまい、発達障害もサイコパスもよく知らない社員から見れば、まるで、本物の「サイコパス」に見えてしまう。

発達障害の特にADHDの場合、一番の症状と云うか、結果、自分自身の「甘え」からくるところが多いのですが、それを他人が何とかしてくれるだろうという甘えが、他人から見えるので、他人から反感を買うのですが、権力を持つと、同じように、その甘えが、「暴走」してしまいます。

私の場合、この様な会社の「ボス」と10年間、お付き合いが在りましたが、会社の金を使い込むようなセコイことは常時していたが、基本的に「悪党」では無かったように思いますので、「サイコパス」ではなく、「発達障害」児だったように思います。

「発達障害」児と、「児」を付けた訳は、子供によく似ているのです。
幼稚さや、関係性も、10年付き合いが在っても、まるで3日前に会った人と同じような関係性しか持てないのです。ですので、何か嫌なことを言われても、3日前に会った人と思えば、腹も立たないのです。

他人との関係性は、損か、得か。。。その程度しかないのですから。

この様な経営者は、絶対に人を育てることができないでしょう。 反面教師にはなれる。

何度も言うが、自分の心の中に「他人」は、いないからです。

 

2)私のお客様で、もう2人「発達障害」児が居ます。 2人とも会社の経営者です。

一人は、上記の経営者とお友達なのですが、上記の経営者と同じように、会社のバツイチ、子育て中(子供は、高学年)の女に手を出して、同じように、不倫中です。

誰にも相手にされないのだが、唯一、「金」を持っているので、相手にしてくれそうな、金のかかる時期に来ている「バツイチ女」に手を出して、相手にしてもらっている。 誰にも、相手にされない人間同士、くっ付く「パターン」が、同じなので、笑ってしまいます。

もう一人は、幼稚園時代に、いつも脱走して、幼稚園の先生に「ビンタ」を食らっていたほどのADHD(多動障害)ですが、環境が良かったのか、奥さんもしっかりしているので、何とか小さい会社を経営しています。

女の子が生まれたのですが、お父さんそっくりの「多動性」で、1秒たりともじっとしていられないのです。 その時、初めて、やはり、遺伝するのだ、DNAは引き継がれるんだと云う事を実感しました。 でも、本当にかわゆくて、私に懐いていましたので、きっと、私も同類だと感じているのかもしれません。

「変な奴」って世の中、結構いますが、どのように変なのか、ちゃんと分析すれば、どんな脳の「配線パターン」を有した人間なのかが、見えてきます。

 

4.その他、色々な社会問題の中にも、すべてではないが「発達障害」児が、潜んでいる。

最近の若者は、誰が名付けたか「草食男子」とか言われて、女の子とも、コミニュケーションが取れず、結局、優しいが、結婚相手として、女性から見られることも無く、朽ち果てる運命にしかない「草食男子」の中には、「発達障害」児が数多く含まれている様にも思います。

今年、政府は、中高年の「ひきこもりの調査を実施すると云っています。救済するためには、パンドラの箱を開けないと分かりませんが、相当の数の「ひきこもり」がいるでしょう。

働き方改革」と云われていますが、ちゃんと働けない人たちの救済措置もしてゆかないと、ダメな時代になってきているのでしょう。

もちろん、「貧困問題」の中にも、発達障害、愛着障害、人格障害が潜んでいます。

生まれつきの場合もあるが、劣悪な養育環境の中で育ってしまい、それがきっかけで発症してしまうことも、大いにあります。

 

1)血液型で、人の性格判断する時代ではない

「発達障害」は、手が無い、足が無いという、目で見てすぐわかる障害と違います。そして、症状も脳に関わる症状ですので、真っ白、真っ黒では無くて、白と黒のグラデーエーションの中で、どの辺に位置するかだけしか分かりません。

しかし、どのくらい黒い位置に居るのか、どのくらい白い位置に居るのか、どのくらい色が濃いのか、薄いのか、関係の書籍百数十冊くらいと、人を観察する能力を持っていれば、優秀な心療内科の先生ではないが、ある程度までは分かるようになると思います。

人を育てる能力を有した人間は、本能的かどうかは分からないが、人間の脳の配線パターンが、人それぞれ違うんだと云う事を理解しているから、上手いのではないのでしょうか。

 

最後に、

本物の「シリアルキラー」、「サイコパス」に出会ったとしても、他人に依存する傾向の強い人間は、逃げることが非常に難しいでしょう。こんな奴と気が付いた時には、もう取り込まれた後の話です。

「口の上手い、一見、良い人には十分注意です」と云っても、騙される奴は騙されるのは、そのせいですので、十分注意が必要なのです。

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